★ギャン理論"28の運用ルール"~資金管理の重要性~
★ギャン理論"28の運用ルール"~資金管理の重要性~
■ギャン理論28の運用ルール解説第1回目
ギャン理論"28の運用ルール"1~7をまとめました。
確かに!と感じるような重要ルールがあります。ぜひ参考にしてみてください。
1【1回の取引を全資金の10分の1に抑える】
一回の取引に対して、一度に過剰な資金を投入してはいけないということです。
投資の格言に、卵を一つのカゴに盛るなということわざがあります。
そのことわざと同じ意味のルールです。
2【ストップロスオーダーを必ず発注する】
ポジションを建てたら、損切り注文を必ず入れるということです。
昔から、損切りは重要だと考えられていたということ。
3【オーバーポジションをとらない】
自分の許容量を超えたポジションを建てない。
ルールを逸脱した量のポジションを建てないということです。
4【含み益は損失に変わる前に確実に獲得する】
含み益は確実にとれ!
そのためにトレーリングストップを使えという教えです。
トレーリングストップというのは、利が乗ってくるにつれて損切りポイントを切り上げていく方法のこと。
利が乗り、利益を確定しているところまでストップ注文を切り上げてやれば、確実に利益を確保しつつ大きな利食いも狙えるようになります。
5【トレンドに逆らわない】
ギャンは、トレンドフォロー推奨派です。
トレンドに逆らった売買は、損大利小トレードになりやすいため禁止しています。
6【迷った時はポジションを持たない】
迷い売買は怪我の元、という教えです。
分からない相場は、手出ししないようにしましょう。
大抵、損失を積み上げるのは、そういう相場での取引です。
7【流動性のある市場を狙う】
流動性、すなわち売買が活発な市場を狙えという教えです。
閑散とした相場では、トレンドは発生しにくいから。
また、売りたい時に売れない危険性もあります。
為替の場合、特に12月はクリスマス休暇に入り閑散期になるので、その時期は取引をしない方がいいでしょう。
★持論極論!~資金管理の重要性~
ギャン理論のルールの中に、10分の1の資金に分けて取引をするという内容があります。
これは、トレードで負けないための重要なルールです。
確かに全力で投資をした方が、勝った時のリターンは大きくなるのですが、ほとんどのケースで破産してしまいます。
なぜ破産するのか?というと、それはトレードというものは、読みが外れて損切りになることがザラだからです。
例えば、7割の勝率を誇る有能な手法があったとしても3割は外れるわけで、この3割というものは結構な頻度で遭遇します。
いざ負けトレードの局面に遭遇した時、資金が一度に投下されていると、もうどうしようもないわけで、それがもし全財産なら資本金が削れてしまった後に、同じロット数で仕掛けることもできません。
10分の1と聞くとかなり小さな掛け金になるように感じてしまいますが、それだけ慎重にトレードをせよ!という意味なのでしょう。
次の記事では引き続き、ギャンが考えた28の運用ルールの続きを紹介しています。
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★ギャン理論の概要と基本的な考え方
★ギャン理論の概要と基本的な考え方
■ギャン理論とは?
ギャン理論は、ウィリアム・ギャンという人物が考えた運用ルールとテクニカル分析です。
ギャンは、24歳で投資の世界に飛び込んでからは、独自の運用ルールを構築し5000億円もの資産を築いたとされる人物。
彼は、投資する際に重要となる28つの運用ルールと、独自のテクニカル分析を考案しました。
今回は全5回を使って、ギャン理論のテクニカル分析と28の運用ルールについて解説しています。
■ギャン理論を使ったMT4のテクニカル指標ツール
ギャン理論を応用したテクニカルツールがMT4では使えます。
・ギャンライン
・ギャンファン
・ギャングリッド
この3種類のラインをチャート上に引くことができます。
これらのラインは時間と価格の比例関係、及びサイクル理論を基に描画されるしくみです。
MT4でのギャンツール設定方法は、「挿入」→「ギャン」で3種類のツールが出てきます。
この3つの中で一番よく使われるのが"ギャンファン"。
ギャンファンは、9本の扇状に広がるラインを使って、相場の勢いとサポレジを見極めるのに使います。
9本のラインの内、真ん中のラインは、「1×1」ラインと呼ばれていて、45度に引くのが正しいとされています。
MT4は、真ん中のラインの角度を操作することで、その他のラインの角度も自動で調節される仕様。
このギャンツール、実戦では漠然としていて、どうやってラインを引くのか?について色んな解釈ができてしまうので、自分で当たりをつけて引くことになります。
提案としては、ラインを引く前に、重要なチャートポイントをチェックして、そこを通るように引くのがいいかもしれません。
あまり比率・数値を難しく考える必要は無いと思います。
例えば、次の画像では、反転のブレイクポイントを、ギャンの中心ラインが通るように線を引いています。
トレンド転換後の値動きに注目。ギャンファンの各ラインが、サポレジの役目を果たしています。
このように、独自の使い方を探して試した方が機能しやすいです。
次回の記事から解説をする、"28の運用ルール"の方結構大事。
現代のトレーダーの売買ルールにも採用されている内容もありますので、ぜひ解説を参考にしてください。
■ギャンが推奨する"28の運用ルール"とは?
28の運用ルールは、ギャンが考えたと言われていますが、どうやら独学だけで編み出したものではないようです。
当時、ギャンは投資顧問業のような仕事を生業としていたことから、ウォール街で耳にしてきた投資の格言や心構えを、投資助言の一環として顧客に教えていたそうです。
それらを28箇条のルールにまとめたものが、"ギャン理論28の運用ルール"ということになります。
投資を生業とする人たちの経験が込められた"ルール"なので、時代を問わずに通じるものがある内容です。
次回の記事からは、そんなギャン理論の28の運用ルールの、各項目が意味する内容を紐解いていきます。
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★FXの経済指標を逆手に取ったトレード手法
★FXの経済指標を逆手に取ったトレード手法
■FXの経済指標で勝つための逆張り手法
為替は、需要と供給に偏りが生じた時に、その偏りを修正しようと元の値段に帰ろうとする値動きが起こります。
この値動きを逆手にとるのも、一つの方法かもしれません。
具体的に言うと、市場参加者が思う為替の平均レート以下まで売り込まれた時は、あえて逆張りで買ってみよう!ということです。
■買い支えのある為替相場が狙い目
買い支えがあるような相場環境の時は、指標発表がマイナスの結果になっても、ある程度下落が一段落すると再び買われ始めます。
市場に明らかな不安材料が無い時や、周期的・時期的にトレンドが出にくい場面の時は、安値での買い支えが入りやすいです。
市場のポジション比率によっては、上げ過ぎた時の売り叩きでも同じことが言えます。
このような動きを狙って、あえて逆張りで仕掛けると案外利が乗りやすかったりします。
■地政学的リスクで下落した局面も狙い目!?
例えば、戦争などの有事、デフォルトリスクの恐れがあるような場面では、その時に安全だと考えられる通貨が買われます。
一時期「有事の円買い」という言葉が使われることがありました。
世界経済が不安定になった時に、信用度の高い円が買われるような状態です。
リーマンショックは、日本経済にも大きな打撃を与えましたが、発端のアメリカドルが売られて、円が一時80円台を割り込むような超円高の局面を迎えました。
このような深刻な局面では下落を拾うことはできないのですが、こういう場面は稀な出来事だと考えて、一時的な懸念材料の時に下落する動きは拾うチャンスかもしれません。
例えば、デフォルトリスクで下げているような時。
デフォルトは債務上限の引き上げが成立すれば回避されるので、その後為替は下げた分以上再び買われることになります。
そういう動きを見越して、あえてリスクを取り安値を拾うわけです。
ただし、本当にデフォルトしてしまったら負けなので、その時に備えてロスカット注文はマーケットに置いておくようにしましょう。
■指標発表を逆手に取った逆張り手法の注意点
逆張りは見切りが難しいという難点があります。
安値なので拾うのは簡単なのですが、読みが外れてどんどん下げていった時には、どこであきらめるか?の判断が難しい手法なのです。
ただ、指標発表後の市況ニュースを読んでいくと、今後そのトレンドが継続してしまうかどうかは分ります。
市場参加者が深刻に考えていれば、さらに下がるかもしれませんし、そうでない場合は反発する可能性が高いでしょう。
深刻な場合は速やかに撤退あるのみです。
ロスカットポイントに接触する前でも、傷が浅いうちに損切りしてしまいます。
逃げた後は、取引を中止して様子見に徹すれば、どこかのチャンスで必ずその損失分は取り返せますので、決して焦らないことが大事です。
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★FX経済指標分析のコツ
★FX経済指標分析のコツ
■FXの経済指標が与える市場心理への影響
経済指標によってざわつき始める市場心理。
その雰囲気を掴むことが"指標を読み解く"ということです。
経済指標によって影響を受けた市場参加者の心理は、為替相場にどのような値動きをもたらすのでしょう?
■経済指標の予測値で売り買いされやすい場面
経済指標には、あらかじめ公表されている予測値というものがあります。
その予測値と前回の確定値に開きがあれば、発表前に売り買いされやすい傾向があります。
市場参加者は、先回りしてポジションを買いたくなるからです。
出典:YJFX!(ヤフーファイナンス)
こういう時は、指標発表の前に売買をして、発表される直前にはすでに手仕舞っておくのが、上手くいくやり方だと思います。
■予想外の指標結果は為替市場に大きなインパクトを与える
発表された経済指標の結果が市場予想から乖離していると、市場心理に大きなインパクトを与えます。
例えば、予想以上に指標発表の結果が悪い場合。
買いポジションで上昇を待ち受けていた市場参加者は、ポジションを決済して逃げてしまうからです。
まず、利益が乗っているトレーダーは利食いをしてポジションを解消するでしょう。
その次には、含み損があるトレーダーがあきらめて損切りをしてしまいます。
サポート付近で買っている人は、「これはダメだと」決済をします。
サポートを割って下がると、逃げ遅れたポジションが一気に決済され、長い陰線のローソク足が発生します。
これは、トレンドを追いかけるタイプの手法がマッチしやすい値動きです。
■経済指標の発表前に為替相場が膠着するケース
結果を予測しにくい指標の場合は、発表前に値動きがよく膠着します。
例えば、FOMC議事録のような政策金利の発表に加えて要人発言待ちのような材料の時は、前日ぐらいから為替相場が動かなくなるケースが多いです。
結果の予想ができない場面では、市場参加者も手が出せないからでしょう。
いざ結果が発表されると、その数値が予想外であればあるほど、瞬く間にどちらかに変動します。
こういう値動きは実際取りにくいもので、事前にポジションを建てておいても上下の変動で切られてしまうことがほとんどでしょう。
結果の予想が立たない指標は、あまり相手にしない方がいい場面かもしれません。
取引通貨国の政策金利の変化は、特に注視したいポイントです。
政策金利が変わるということは国策が変わるということに近いため、市場へのインパクトも特大に。
市場参加者が期待や不安を相場に抱きやすい局面なので、大きな動きを取りに行くチャンスです。
次の記事は、経済指標発表後の動きを逆手に取る手法を紹介しました。
逆張りトレーダー向けの内容です。
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★FXに経済指標の分析は必要か?
★FXに経済指標の分析は必要か?
■経済指標の発表が市場心理に与える影響
今回は「経済指標」に注目してみたいと思います。
経済指標とは、世界各国の景気の流れや金利の動向などを示したデータです。
出典:YJFX!(ヤフーファイナンス)
こうした指標データの発表前後は、相場が大きく変動する場合があります。
なぜ大きく動くのかというと、指標発表を見た市場参加者の心理が揺さぶられて、そこに変化が生じるからです。
■アメリカの指標発表は特に大事
アメリカのドルは世界の主軸通貨なので、他の通貨ペアを取引しているとしても、アメリカの指標発表は注視しておくべきです。
特に重要な指標は「雇用統計」。
雇用統計とは、その国の雇用情勢を調査したもので、10以上の項目の指標が毎月発表されます。
その中でも特に注視したいのが次の指標です。
・非農業者部門雇用者数変化【前月比】→自営業者や農業従事者を含まない事業所の雇用者数の変化をあらわしています。
・失業率→国内の失業率をあらわしています。
・ADP雇用統計【前月比】→アメリカのADP社が調査した雇用情勢です。
雇用統計以外にも景気の動向をあらわす指標も注視しないといけません。
新規失業保険申請件数や住宅消費の動向をあらわす"新築住宅販売件数"や"中古住宅販売件数"などにも注意が必要。
他にも色々な重要指標があります。
ヤフーファイナンスで調べれば、重要な指標発表項目に★が3個つけられているので、その発表がある日は気をつけてトレードするといいでしょう。
【政策金利の動向にも注意が必要!】
FOMC(FRB政策金利)の発表は、アメリカの金利にかかわる発表なので、金利変動がありそうな時期には特に注意した方がいいです。
FX業者の指標発表スケジュールには、発表前の予想がアップされています。
政策金利は、変更がなく動かずに終わることが多いですが、予想外の変更があった時には、市場心理が一変して相場が動く場合があります。
■指標発表前後の市場心理の変化
経済指標の発表で、イレギュラー(予想外)な結果が出た時には、相場が急騰(急落)しやすくなります。
「経済指標の結果は恐らく良いだろう。だから相場は上がる」と予想していた人がいたとして、結果が予想に反して悪かった時には、相場は不安感に支配されます。
不安感に支配されると、利食いをしてポジションを整理しようとする人も現れるでしょう。
そうなると、今度は、高値掴みをした人もポジションを解消し始めます。
そういう売りの流れから、サポート付近にレートが接近すると、その辺りでポジションを建てていた人達が「これは危ない」と感じて手仕舞いを始める。
指標発表でイレギュラーな結果が生じると、このような売りの連鎖が生まれるのです。
こういう場面は、大きく動くことが多いので、トレンドフォロー系の手法を得意としている人にとっては狙い目だと思います。
■テクニカル分析トレーダーも指標は監視すべき?
結論からいうと監視するべきだと思います。
最低限、大事な指標発表がある日と時間帯を把握しておかないと、急な値動きに巻き込まれてしまうことになるでしょう。
特にアメリカドルとユーロ、そして取引している国の通貨の指標は、普段からまめに確認しておくことが大事です。
次の記事では、指標発表の読み解き方についてお話しています。
統計データの変化だけを見ていて取引しても出遅れてしまうことがほとんどです。
数値だけ見るのではなく、指標発表によって生じる市場心理が値動きにどのような影響を与えるのか?を解説したいと思います。
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★プロスペクト理論の"負の投資行動"を解消する方法
★プロスペクト理論の"負の投資行動"を解消する方法
■FXで負の行動に流されないためには?
前回のプロスペクト理論の解説で人間の行動には、
・目の前の損失を回避しようとする(損失回避バイアス)
・目の前の利益を優先しようとする
この2種類の傾向があるとお話しました。
この2つの傾向をFXに置き換えると、
・目の前の損失を嫌がり、損切りをせずに放置する。
どちらも典型的な負けトレードのパターン。
じゃあ、どうすればいいのか?というと、単純な話、逆の行動をやればいいのです。
■損小利大がトレードの基本!しかし……
プロスペクト理論でいう人間の投資行動は、FXでは負けの鉄板パターンです。
では、その逆をすればいいということなのですが……。
損大利小の逆、すなわち"損小利大のトレード"をやる。
しかし、これにも落とし穴が待ち受けています。
損を小さくするということは、ロスカット幅を狭くすることになるので、値動きのちょっとしたアヤで損切りに引っかかりやすくなるのです。
その結果、たまに大きな利食いをしても、数多い小さな損失が利益を圧迫してしまうことに……。
いわゆる損切り貧乏というやつですね。
小さい利益を確実に取っても負ける。
大きい利益を取りに行っても負ける。
初心者トレーダーは、このジレンマに悩まされることになるわけです。
■FXがどうしても勝てない……そんな時の打開策は?
FXが勝てない、トータルでプラスにならないということは、実行している手法の期待値がプラスではない、もしくは手法そのものが確立されていないケースが考えられます。
前者の場合は、手法は確立されているので、悪いところを見直して検証を繰り返せばそのうち利益を出せるようになるでしょう。
しかし、後者の場合は、まず手法の確立からやらないといけません。
では、自分の手法をどうやって確立させるのかについて。
【手法の確立の仕方】
初心者でも勝ちやすいのは、"トレンドフォロー系"の手法です。
トレンドフォロー系の手法は、損小利大になりやすく、外れた時の見切りがしやすいという特長があります。
手法の内容はシンプルなのが一番で、短期のレンジからトレンドに移行する初動を狙うといいでしょう。
レンジの反対側がロスカットポイントになるので、損失を小さく見切ることができつつ、トレンドの大きな利益を狙うことができます。
ただ、この手法を活かすには、相場環境がマッチしていないと上手くいきません。
動かない相場で、トレンドフォロー系の手法をいくら実行しても、損切りが増えるだけですから。
■相場環境を読んで自分の手法を活かす
「どういう相場環境で売買をするのか?」
この読みも、自分の手法の一環として考えます。というか、手法の形よりもむしろこの読みの方が大事なのかもしれません。
この場合は、大きく変動する可能性の高い相場を選ぶのがベストです。
では、どういう場面で相場は大きく動くのか?というと、
・ある程度持合い相場をこなしてエネルギーが蓄積されている。
・大きな材料が控えている。
・相場が動きやすい周期である。
持合い相場は、トレンドを発生させるエネルギーを溜めている段階です。
この段階が一定期間続いた後の値動きは、注視した方がいいでしょう。
また、市場に材料がない時は、大きなトレンドは出にくい傾向があります。
経済ニュースは常日頃チェックするようにしましょう。
あとは、動きやすい周期なのかどうか?これに関しては動く周期か?動かない周期か?のどちらかになるので、勘がモノをいいます。
人によって相場の読み方は色々だとは思いますが、まとめると"相場を動かす原動力が現状の市場に存在しているかどうか?"を注意深く監視していくといいでしょう。
手法の形と相場環境の読みを明確にしていき、間違ったところを改善していくと、手法がどんどん確立されていきます。
そうすると、自然に自分の手法の期待値が分かってくるようになる段階です。
ここまでくると、プロスペクト理論で言う、"負ける投資行動"から完全に脱却できるようになるでしょう。
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★FXにおけるプロスペクト理論~なぜトレードで負けるのか?~
★FXにおけるプロスペクト理論~なぜトレードで負けるのか?~
■FXトレーダーの心理が分かる!?プロスペクト理論の基本
【プロスペクト理論とは?】
プロスペクト理論は、損を回避しようとする人間の行動心理を示した理論です。
人間は、利益を得た記憶よりも、損をした記憶の方が根強く残る傾向があります。
そのため、現実的に直面している損失を、回避しようとして将来的なリスクを背負う。
こういう行動を"損失回避バイアス"と言います。
■FXトレードから学ぶ損失回避バイアス
損失回避バイアスをFXトレーダーの投資行動に当てはめてみます。
例えば、FXで含み損を抱えてしまっているようなケース。
買いポジションを抱えたままじり安の展開になり、なかなか元のレートまで回復しそうにない。
一旦損切りをして様子見をした方がいいのか?いや、ここで損切りすると、これまでの利益が消し飛んでしまう。もう少し我慢しよう……。
このように、今現在抱えている損失に目をつむることで、実現損失を回避しようとする気持ち、"損失回避バイアス"がFXトレードにも顕著にあらわれます。
FXをする上で、当然これは良くない行為です。
読みが外れていて逆行しているのに含み損を放置すると含み損はいずれ大きくなる恐れがあります。
そういう将来的なリスクよりも、目の前の損失を嫌ってロスカットできないように、人間の本能はできているのです。
■目先の小さな利益を欲しがる"損大利小"トレード
プロスペクト理論における人間の行動には、損失を回避する傾向の他に、"目の前の利益を優先する"という行動も目立ちます。
例えば、FXでは損が大きく利が小さいトレード。
コツコツドカンの取引です。
この損大利小の取引は、初心者がぶつかる第一の壁でしょう。
大きく利食いを狙おうとすると、勝率が極端に下がってしまう。
そこで、勝率を高めようとして、損切り幅を広げて利食い幅を狭める。これが損大利小トレードの入り口です。
そこに迷い込むと、今度は"割に合わないトレード"の世界へと迷い込みます。
「小さくとっても大きく負ける……これじゃあ儲けられない……。」
大抵のトレーダーは、この段階であきらめて消えていきます。
■相場は環境の読みと自己の手法認識が命
環境の読みというのは、"動く相場"か?"動かない相場"なのか?を分析すること。
この読みに応じて適切な手法を当てはめることで、勝率をキープしつつも利食いを大きく狙えます。
例えば、動きにくい相場であれば、短期的なトレンドが出た時に逆張りをすればいいわけで、逆張り系のロジックを取り入れた手法が機能しやすい。
逆に動きやすい相場であれば、持合いになった時にそこからブレイクを狙ったポジションを建てる順張り系の手法を選べば機能します。
そして、そういう環境の読みに加えて、自分の手法がどれくらいのリスクとリターンを背負っているか、あらかじめ認識しておくことも大事です。
長期的にやれば自分の取引がプラスになるのかどうか。
それを知るためには、バックテスト(検証)が必要になります。
FX業者のツールにバックテスト機能が備わっていればそれを利用し、なければデモトレードで自分の手法をやってみて、トータルでプラスになるかどうかを検証してください。
自分の手法の期待値が、プラスかどうかをなんとなくでも感じられるようになれば、勝てるようになるまであと少しです。
実は、その段階までいくと、プロスペクト理論における本能行動とは逆の行動をとるようになっていきます。
つまり、負けている人でも、訓練を積めば"勝てるトレーダー"に変われるということです。
次の記事では、プロスペクト理論を克服する秘訣について、具体的に説明してみました。
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