FX 9つの戦略

コツコツ投資家 fxトレーダー 相場の波形を観察している9つの戦略の作者です。趣味で相場分析をしています。主にfx 株式 積み立て好き

★FXの環境認識その5~相場"カン"の養い方

FXの環境認識その5~相場"カン"の養い方

 

 

■相場""と相場""

 

相場を観る目のことを相場観と書き、相場で直感を閃かせる能力のことを相場勘と書きます。

どちらも、トレードで勝つためには大事な要素なので、時間を掛けてでも養っていかないといけません。

 

では、どうやれば相場観あるいは相場勘を養えるのでしょうか?その方法を紹介します。

 

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■相場観と相場勘を鍛える方法

 

 

【過去の失敗したデータを参考にする】

 

過去の負けトレードのデータは、無駄にしてはいけません。

なぜ読みが外れたのか?を分析し、次のトレードに活かしましょう。

 

失敗のデータが経験として積み重なることで、自然と直感が閃くようになります。

いわゆる"相場勘"というもの。

 

""というものは、「神の声」のような、超能力的なものではありません。

ある脳科学者の話によると、直感というのは、脳に収納された過去の膨大なデータが、無意識下で引き出されて発揮されるのだそうです。

 

ですから、その勘を発揮できるよう失敗したトレードは、必ずチャートをキャプチャーして、いつでも復習できるようにしておきましょう。

 

 

【相場のシナリオを考えるクセをつける】

 

相場の展開を予測して、シナリオを立てるクセをつけるといいです。

このクセがつくと、2通りの展開に絞られる場面を、自然と見つけることができるようになります。

 

例えば、デフォルトリスクを嫌気して、売り込まれた通貨ペアがあるとします。

 

この場合、これから先の展開としては、

 

・本当にデフォルトをしてしまう。

・デフォルトを回避する。

 

シンプルではありますが、この2つのシナリオを、想像できるかと思われます。

どちらのシナリオに掛けるのかは、その時のトレーダーの読み次第ですが、2通りのシナリオに絞れることで「デフォルトするか?しないか?」という、理論勝率が5割の場面で取引できるわけです。

 

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【指数と為替を比較して監視する】

 

NYダウやナスダック、日経225のような全体指数の動向は、必ず毎日チェックしておくようにしましょう。

指数は、必ずしも為替の値動きと連動しているわけではありませんが、指数を日々監視するだけで、相場全体の雰囲気を掴めるようになってきます。

 

また、金や原油等の先物の動きも、資本移動の流れを掴むのに良い監視対象です。

 

 

【世の中の雰囲気から"きな臭さ"を感じ取る】

 

TVや新聞、ネットニュースなどから感じ取れる"きな臭さ"

これを読み取れるようになると、市場参加者の心理の変化をいち早く察知できるようになります。

 

為替が大きく下落するのには、やはり何かしらの不安材料がメディアから発せられていることが多いので、そういう材料を見逃さないようにしましょう。

 

■材料の取捨択一方法

 

例えば、Aというポジティブな材料がありながら、同時にBというネガティブな材料も存在しているようなケース。

この両方をトレードの判断の材料に組み入れてしまうと、シナリオを立てるのがかなり難しくなります。

 

こういう時は、材料を取捨択一します。

最も為替相場に影響を与えそうな、インパクトの強い材料だけを選ぶわけです。

複数の材料がある中、世間から一番注目されそうなモノだけに、自分もスポットを当てていきます。

 

為替相場は、もっとも影響力の強い材料を背景に値動きが展開されるケースが多いので、それよりインパクトの少ない材料は、影響かき消されてしまうものです。

 

特に長期的に影響のありそうな材料が出ると、相場そのもののトレンドを変化させることもあるので注視しましょう。

(※長期的に影響がある材料=政策金利地政学的リスクなどの国の政治経済に大きな影響を与える出来事。)

 

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★FXの環境認識その3~リーマンショックから学ぶ為替の値動き~

FXの環境認識その3リーマンショックから学ぶ為替の値動き~

 

■市場参加者の心理を読む

 

為替を動かすのは、市場に資本を投じている市場参加者の""です。

市場参加者が"不安"を感じれば売られるし、"期待""安心感"があれば、どんどん買われていきます。

 

為替相場の中でトレンドを見つけるには、このような市場参加者の心の揺れを読むことが大事です。

 

では、どうやって市場参加者の心を読むのか?今回は、その方法について解説してみたいと思います。

 

 

■材料分析の重要性

 

為替相場を支配するのは、市場参加者の"期待感""不安感"です。

では、その心理状況は、一体どうして生まれるのでしょうか?

 

 

2008年に、アメリカのサブプライムローンが発端となって起こったリーマンショックを思い出すといいでしょう。

 

この時のドル円通貨ペアは、2007年につけた高値124円台から2011年の安値75円台までの、なんと約49円もの強烈な下落トレンドを引き起こしています。

もともと2007年に高値を付けた段階で、相場は調整の流れになっていたのですが、リーマンショックが引き金になり、本格的な円高相場へと移行していったわけです。

 

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この時は、世界経済への強烈な不安感が、相場を支配していました。

 

 

■為替介入は買い安心感を与える要素の一つ!

 

 

円高が進むと、政府は為替介入をちらつかせます。

 

そうなると、為替がそろそろ底をついてきているという読みが出てくるので、市場参加者の間にも買い安心感が生まれ始める。

そこが底値になり、実際に為替介入が実施され下値が買い支えられるので、安値を更新しなくなってきます。

 

そして、本格的にレートが切上がってくると、気がつけばかなりの割安レートなので、どんどん買いが集まります。

市場が"上がる"という期待感で満ち溢れている時です。

 

政府主導の為替介入には、このように、市場参加者の心理に変化を与える効果がありますので、そういう場面が来たら注目しないといけません。

 

 

為替相場が反転する原理

 

相場が反転する時には、"ポジションの整理""きっかけ"が必要になります。

 

再びリーマンショック後の動きを参考にしますが、2011年に75円台の底値を付けた後、底値を這うような細かい値動きが約1年間続きます。

この1年間は市場参加者の買いポジションの整理が行われている期間です。

 

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すでに持っている買いポジションというのは、将来の売り勢力になるので、この段階では、上がってきてもレートは売り叩かれてしまいます。

ある程度、ポジションが整理されるまでにはトレンドの大きさに応じた時間を要するでしょう。

 

リーマンショック後の底値は、回復するのにかなり時間がかかりました。

 

買いポジションの整理が終わると、上値の重りが解消されるので、きっかけがあれば割安感から再び買い始める人たちが増えます。

2012年からの相場反転のきっかけは、アベノミクスです。

大規模な金融緩和が、円安期待を生み、円売りドル買いを促進しました。

 

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このように、材料というものは、為替相場の値動きを左右し、トレンドを生み出すきっかけになるので、常にアンテナを張って必要があるでしょう。

 

 

次の記事では、トレンドが出にくい相場の見抜き方について解説しています。

 

動きそうで動かない相場ほど、勝ちにくい場面はありません。

そういう場面で生き残るには、どうしたらいいのでしょうか?

 

ぜひ次の記事を参考にしてください。

 

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★FXの環境認識その4~トレンドが出にくい相場の見抜き方

FXの環境認識その4~トレンドが出にくい相場の見抜き方

 

 

■為替が動きにくい相場環境とは?

 

為替には動きやすい周期と動きにくい周期があります。

これは目には見えないものです。

 

相場が動きにくい場面で、つい順張りでポジションを建ててしまうと、天井や底を掴まされる危険性があります。

できれば避けたい場面ですが、"動きにくい相場環境"であることを、どうやって見抜けばいいのでしょうか?解説を参考にしていただけると幸いです。

 

■動きにくい相場の見抜き方

 

相場が動きにくいということがあらかじめ分かれば、無駄な取引を避けられます。

では、どうすればいいのか?いくつか方法を解説していきます。

 

【日足を見る】

 

デイトレーダースキャルピングのような短期売買を得意とするトレーダーも、長時間足のチェックを忘れてはいけません。

なぜなら長時間足は、短時間足の値動きを支配する傾向があるからです。

 

特に日足で当面の高値と安値をつけているような状況では、一方的なトレンドは出にくい。

仮に動いても、その動きが継続しないことが多いです。

 

大きな流れを見るという目的で、日足のチェックは怠らないようにしましょう。

 

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【将来の重要なイベントや情報を知っておく】

 

為替相場に影響がありそうなイベントや情報は、確認しておいた方がいいでしょう。

なぜなら、そういうイベント前は重要な案件であればあるほど、値動きが硬直しやすいからです。

 

イベントや情報が表に出るまでは、取引を控えた方が無難かもしれません。

 

 

また、材料が無ければ無いで、手がかり難になって相場は一方的には動かなくなります。

投機筋の短期的な買い上げなどは起こりえますが、そういう流れを追いかけると大概つかまされてしまいます。

 

材料をチェックして、市場の雰囲気が穏やかなら、トレンドフォロー系の仕掛けはやめておいた方が安全でしょう。

 

 

市場の雰囲気を見るには、日経平均や深夜のニューヨークダウをチェックすればある程度把握できます。

これらの全体指数に動きがなければ、為替も動かないことが多いです。

 

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【動きにくい時期を知る】

 

為替は、動きにくい時期があります。

例えば、12月の中旬以降は、アメリカではクリスマス休暇前になりますので、非常に流動性が少なくなり、閑散とした値動きに。

 

レートが予想外の幅飛んでしまうこともしばしばあり、売りたいときに売れない状況になってしまうリスクを、考慮しないといけません。

ですから、この時期はトレードを控えておいた方がいいでしょう。

 

11日をすぎると、再び通常営業が始まり、活発な市場が戻ってきますので、それまで取引はしないように心がけてください。

 

 

【相場の流れを読む】

 

為替相場の動きには、一定の周期性があります。

 

例えば、直近が大きく変動していた通貨ペアがあったとします。

天井あるいは底値をつけてトレンドが終わると、その次に来る動きというのは、どうなるでしょう?

 

答えは、方向感の無い、行ったり来たりの値動きです。

この時に、積み増した市場の負けポジションが整理されていきます。

 

そして、方向感の無い相場から値幅が段々と縮小していき、市場のポジション整理が終わったところで、再び大きな変動が始まります。

 

つまり、相場の流れは、トレンド→トレンドレス→トレンドの規則的な繰り返しだということです。

この流れのリズムを読めば、動きにくい相場環境がどのタイミングでやってくるのかを当てられるでしょう。

 

 

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もちろん、例外的な流れになることもありますが、大筋のパターンとして覚えておくと便利です。

 

 

次の記事は、環境認識の精度を高めるために必要な相場"カン"についてのお話になります。

相場カンとは、一言で言うと"相場の雰囲気を読む力"のことです。

 

次の記事では、この相場観を養うために普段の生活でできることを紹介しましたので、ぜひ参考にしてください。

 

 

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★FXの環境認識その2~為替が動く要因は資本移動~

FXの環境認識その2~為替が動く要因は資本移動~

 

■為替レートが動く理由

 

為替レートが大きく変動するのは、資本移動が行われた時です。

お金は、安全かつ有利に儲けられる国に預けようとするのが、資本家の考え方。

 

 

金利が高い国の通貨

・政治や経済情勢が安定している国の通貨

 

 

すなわち、安全で儲けられる国の通貨に、資本金が移動するのが一般的な為替変動のセオリーです。

 

 

■国の政策金利が上がるとどうなる?

 

政策金利の変動は、為替を動かす大きな要因の一つです。

この政策金利とは、各国の中央銀行が普通銀行にお金を融通する時の金利のこと。

 

ちなみに、中央銀行というのは、日本でいうと日銀のことで、普通銀行とは、三井住友や東京三菱UFJのような民間の銀行のことをあらわしています。

日本では、日銀が銀行にお金を貸し出して、民間の銀行がそのお金を運用して利益を上げようとします。

 

仮に、日本の政策金利が上がると、その分、銀行は高い利息を日銀に支払わなくてはならなくなるため、企業に貸付ける金利が上がります。

借り入れた借金の金利が高いと、融資を受けようとする企業が減るのが普通です。

 

好景気になるとインフレを抑制するために政策金利を上げて、金の回りを少なく調整します。

 

 

逆に、政策金利が下がると、民間銀行の融資金利も下がり、借入れをする企業の負担が少なくなります。

借りたいという個人や会社が増えるということです。

 

不景気だと、こういう低金利政策をとり、金の回りを増やすカンフル剤を打ちます。

 

 

FXの場合だと、金利が低い通貨を売って金利が高い国の通貨を買うことで、金利差(スワップポイント)を得られるという利点があります。

 

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このスワップポイントは、FXブロードネットHPにあるものです。

 

 

ドル円スワップポイントを見ると「38」とあります。

これは1万通貨買いポジションを建てた場合、1日に38円得られるということ。

 

仮に100万通貨購入すると13800円の金利収入が得られ、30日で114000円の利益を得られることになります。

このように、金利が高い国の通貨は、資本金への金利リターンが大きくなるため、お金の流入が増える傾向があるわけです。

 

 

地政学的リスクとは?

 

地政学的リスクとは、戦争やテロなどの有事に生じる不確実性のことを意味しています。

簡単に言うと、どう動くか分からない状況から生じるリスクのことです。

 

有事に関することだけではなく、天災による経済的損失や、デフォルトなどの国家の財政破綻リスクも地政学的リスクに含まれます。

 

 

地政学的リスクが高まった時はトレードは休む?休まない?】

 

こういうリスクのある場面での取引を好むトレーダーも多いので何とも言いにくいですが、チャンスといえばチャンスです。

例えば、ある国のデフォルト(債務不履行)リスクが高まった場合、その国の通貨を保有している人は、急いで資本を別の国の通貨へと逃がそうとします。

 

そうすると、かなり割安なレートまで売り込まれることになります。

リスクは高いですが、ここでロングポジションを仕込んでおく。

 

すると、結局、その国がデフォルトしなかった場合、買戻しの動きが発生して、安値でポジションを持っていた人は、大きな利益を得られるわけです。

 

ただ、本当にデフォルトしてしまうと、損をしてしまうことになるので、ある程度のリスクは覚悟しておかなければなりません。

 

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■貿易の通貨需要も為替変動の原因に

 

金利」と「国の政治経済の情勢」とは別に、貿易による通貨の需要も、為替変動も一つの要因として考えられます。

 

例えば日本の貿易黒字について。

日本で、貿易黒字が続いていくと、輸出で獲得した外貨を円に換えようとする動きが活発になるので、円高に傾いていく傾向があります。

逆に、貿易赤字が続くと、通貨安に傾きやすいです。

 

日本の場合は、輸出産業が主ですので、円転が多く、放っておくと円高に傾きやすい国だといえます。

 

このような貿易による通貨需要によって、為替に実需のトレンドが生まれることもあるので、知っておくと役に立つときがあるかもしれません。

 

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次の記事では、相場環境を読むのに大切な、市場心理の変化について詳しく解説しました。

過去に起きたリーマンショックを題材に、一体何が為替を動かすのか?について説明しましたので、参考にしてください。

 

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★FXの環境認識その1~あらゆる分析の根底となる考え~

FXの環境認識その1~あらゆる分析の根底となる考え~

 

 

FXは環境認識が分かれば勝てるようになる

 

「トレードの勝率が安定しない……」

テクニカル分析が勝てない……」

「書籍やネットに書いてある通りにトレードをやっても、結局勝てない……」

 

これは、トレードを始めて、最初の頃にぶつかる大きな壁です。

トレードでこういう悩みを抱えている人は、"環境認識"の知識を習得すれば、トレード成績を改善できるかもしれません。

 

■環境認識とは?

 

環境認識とは、市場心理の変化を分析して、優位性を見つけ出す方法のことをいいます。

 

例えば、今の市場は、"不安感"に支配されているのか?それとも"買い安心感"に支配されているのか?

このような市場心理を、材料や値ごろ感(長い期間に渡って大分売られたので、そろそろ反発が来やすいだろうという感覚)を基に当てていきます。

 

環境認識が当たるようになれば、レートが戻ってくることを前提として、先回りして押し目を買い下がることができるようになります。

 

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また、トレンドが出やすい環境だということが分かれば、ブレイクするタイミングを絞れるので、レンジブレイクの勝率を上げることもできるでしょう。

 

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環境認識ができれば、場面に応じた手法を用いて高い勝率を叩き出せるようになるわけです。

 

 

■材料が市場心理を変化させる

 

材料というのは、相場に影響を与える"情報や出来事"のことです。

為替の環境認識では、国内から国際まで広範囲の情報までアンテナを張り、材料を集めて相場の動向を判断します。

 

例えば、アメリカの金利政策がこれまでとは変わるという噂が広まれば、為替相場にもその影響が現れます。

材料によって揺さぶられた市場参加者の心は、やがて"期待"あるいは"不安"に支配され、市場での取引が活発になり、ボラが拡大していくでしょう。

 

影響力の大きな材料になると、為替が大きく動くきっかけになるのです。

 

 

為替の環境認識では、そういった重要な材料に注目して、今後値動きがどうなっていくのかを分析します。

 

■値ごろ感も市場心理を動かす重要な要素

 

新値の更新が止まることで、買いやすい、あるいは、売りやすい相場というものがあります。

例えば、通貨ペアがとことん下落すると割安感が出ます。

 

割安になると、長期ポジショントレーダーを含め、多くの市場参加者がその通貨ペアを買いやすくなります。

 

逆に、高値を更新しまくり、あきらかな高値になってくると高値警戒感というものが生まれてきます。

高値更新が頭打ちになると、ちょっとした悪材料でもシビアに反応して調整を始めるため、新規売りとそろそろ売りが出てくるでしょう。

 

こういった値ごろ感でも、市場心理が「売りから買い」、もしくは「買いから売り」へと変化しやすいので注視していく必要があります。

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このような材料や値ごろ感がもたらす人間心理の変化は、為替相場に大きなインパクトを与えます。

環境認識は、そのような、相場を支配している人間心理の変化を読み解いていくという分析方法です。

 

さて、続いての記事は、為替レートが動く理由についての解説をしています。

為替変動を起こす詳しい要因を知っておきましょう。

 

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★その5:一目均衡表の勝率を上げるコツ~相場の環境認識~

★その5一目均衡表の勝率を上げるコツ~相場の環境認識~

 

一目均衡表の勝率の上げ方

 

一目均衡表だけを見てトレードをするのは、あまりおすすめしません。

なぜなら、このようなテクニカル指標は、単独で使ってもあまり安定した勝率が望めないからです。

 

このようなテクニカル指標は、あくまで過去の値動きを加工したものであって、未来を百発百中で再現するものではありません。

 

では、一目均衡表は使えないじゃないか?と思われるかもしれませんが、そうではありません。

相場の環境をきちんと認識して、それにマッチする方向にポジションを建てるようにすれば、勝率は上がります。

 

つまり、「一目均衡表が当たりやすい相場を選んで、トレードをすれば勝てる」ということです。

 

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では、一目均衡表が当たる相場環境とはどういう環境なのでしょうか?

以下の解説をご覧ください。

 

 

一目均衡表が当たりやすい相場とは?

 

 

相場の環境というのは、言いかえると隠れた傾向"のことです。

この傾向を把握することで、優位性のあるトレードが可能になります。

 

例えば、雲や基準線、転換線で跳ね返ることが前提でポジションを建てる場合。

この場合は、その通貨ペアが、トレンドの出やすい環境下であることが大事です。

 

一目均衡表の雲が、抵抗帯や支持帯として機能するような環境下であれば、ポジションは建てやすくなります。

 

下値が固い、もしくは上値は重いといったような値動きの偏りが生じている状況です。

これが継続することで、トレンドチャートが描かれていきます。

 

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このようなトレンドチャートを描く環境を見つけるには、常日ごろからの市場材料のチェックが肝心となります。

 

 

※トレンド傾向が無い相場では、一目均衡表の使い方が変わります。

トレンド傾向が無い時の一目均衡表は、全く別の手法になるので、こちらも参考にしてみてください。

リンク→一目均衡表を使ったトレード~逆張り手法の解説~

 

 

■トレンドが出やすい相場環境とは?

 

トレンドが出やすい環境(トレンドチャートを描きやすい環境)というのは、どういった環境なのでしょうか?

 

相場の動向を左右するのは、"大きな材料"です。

材料というのは、為替に影響のある出来事・情報のことで、大きな値動きを発生させる要因になります。

 

例えば、2016年末から2017年にかけて話題となった出来事は、アメリカの大統領選挙でした。

市場の予想に反してトランプが当選したことで、為替相場が大きく変動します。

 

 

しかも、市場ではトランプが当選したら円高になると当初予測されていたものが、予測に反して円安に。

結果、逆張り勢の売りポジションを巻き込んでの、踏み上げ相場になりました。

 

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こういう場面では、一目均衡表のラインや雲の支持帯が機能しやすくなりますので、狙い目です。

短時間足で、押し目買いで入れるような場面を探します。

 

押し目買い場面では、ラインもしくは雲までローソク足引きつけてポジションを建てると、比較的簡単に利が乗りますので、おすすめのタイミングです。

 

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★その4:一目均衡表の応用~逆張りトレードは可能?~

★その4一目均衡表の応用~逆張りトレードは可能?~

 

一目均衡表逆張りトレード

 

一目均衡表を使えば、逆張りトレードがやり易くなるのか?

今回のテーマは、これです。

 

逆張りというのは、相場の流れに逆らってポジションを建てるため、タイミングと見切りが非常に難しいという難点があります。

そこで今回は、一目均衡表を使った、逆張りのベストなポジションの建て方について解説してみました。

 

一目均衡表を使ったトレード~逆張り手法の解説~

 

 

逆張り手法は、動きにくい環境下の相場を狙います。

 

動きにくい相場環境というのは、材料難や、特別に不安視されているような出来事や金融政策に関する変更事項が出てこない局面のことです。

そういう局面では、トレンドが出ても継続しにくく、短期間でトレンドが反転をしてしまいます。

 

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この特性を利用して、短期トレンドを逆張りすれば勝ちやすい。

そして、さらに勝率を上げるために、一目均衡表を使ってポジションを建てるタイミングを計ります。

 

【順張りとは一目均衡表の使い方が違う】

 

逆張りは、一目均衡表の見方が順張りとは違います。

順張りでは、雲や基準線、転換線が抵抗帯や支持帯になり、そこをポジションを建てるポイントとして見るのですが、逆張りの場合は、ローソク足と雲との乖離を見て判断をします。

 

一方的なトレンドが出ない限り、雲とローソク足が乖離をしたところが反転ポイントになる可能性が高いです。

 

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このように、トレンドが出ても、その流れが継続しにくい相場の場合、乖離した分を巻き返すような値動きが出やすいです。

十分にレートを引きつける必要がありますが、なかなか勝率が高いトレード手法だと思います。

 

一目均衡表+逆張りトレードの注意点

 

短期トレンドの場面が前提とはいえ、レートの進行方向に逆らってポジションを建てるので、間違った時の行動プランが大事になってきます。

 

例えば、短期上昇トレンドの反転を狙って売り建てる場合。

この辺りで下げ始めると思って売りポジを建てたのはいいけど、残念ながらロスカットまで逆行してしまう……。

 

この1回の負けで取引を停めて様子見しなければならないのに、取り返そうとして何度も売り上がって何回も負けてしまうようなケース。

逆張りの場合、ロスカット目安が分かりにくいので、こういう負け方をしないようなルール作りが重要になります。

 

 

では、どういうルールを作るべきなのか?

 

必要なのは、「勝つためのルールというよりも、それ以上負けないためのルール」です。

 

負けている時は、どれだけ粘って取引をしても負けてしまいます。

いわゆる、損切り貧乏というやつです。

 

そのような状況に陥らないために、「負けた時はそれ以上取引をやらないルール」を厳格に設けることが肝心かと思われます。

 

例えば、

 

1日のうち初めのトレードで負けた時は、その日はもうポジションを建てない

1日もしくは一定期間の最大許容損失額を〇千円、〇万円までと決めておく

 

など、負けている時の取引を制限するルールです。

 

 

特に逆張り手法では、ずるずると新値でポジションを建ててしまいがちになるので、強い意志を持ってルールを執行してください。

恐らく、今現在FXで勝てない人でも、"ずるずると負ける"取引が無くなれば、成績はかなり改善します。

 

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次の記事では、一目均衡表の勝率を上げるために必要なコツを紹介したいと思います。

トレードの根底にある大事なことですので、記事の内容をぜひ一読してみてください。

 

 

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