★ギャン理論"28の運用ルール"~ナンピンはなぜ禁止?~
★ギャン理論"28の運用ルール"~ナンピンはなぜ禁止?~
■ギャン理論28の運用ルール解説第2回目
ギャン理論"28の運用ルール8~14の解説です。
ギャンは指値を禁止していますが、それはどういう理由からでしょう。
8【リスクを分散する】
リスクを集中させない、分散させるという教えです。
これには、建て玉を分散するという意味と、"時間"を分散するという意味があるのではないかと思われます。
9【指値注文はしない】
ギャンは、指値注文を禁止しています。
これは、恐らく、新規建てではなく、利食いや損切りに関しての事を言っているのかもしれません。
指値で逃げようとすると売り逃してしまうこともあるので、決済は成行で脱兎のごとく……を意味しているのでしょう。
10【理由なしに手仕舞いをしない】
無計画に手仕舞いをしてはいけない。
エントリーと同じく、手仕舞いも根拠が必要だという考えです。
トレンドフォローの手仕舞いのタイミングは、トレンドが継続しなくなった時。
そのシグナルが現れない限り、手仕舞いしてはいけないという考え方。
11【実現益は投資口座から逃がす】
資本金と獲得利益は、各々分けて保管するべきだという考えです。
ギャンは、利益も投資に回して、複利で儲けるという考え方はしなかったようです。
12【スキャルピング売買の禁止】
ギャン理論では、薄利多売の取引を禁止しています。
当時は、今のように手数料が安くなかったという理由もあるので、これは現代では当てはまらないルールかもしれません。
ただ、スキャルピングは、スプレッドコストが馬鹿にならないということを念頭に置いて、取引する必要があります。
13【ナンピンの禁止】
ナンピンはやってはいけないという教えです。
トレンドフォローを信条としているギャンにとって、相場に逆行してポジションを建てるナンピンはありえない手法なのでしょう。
14【待つことの重要性】
ギャンは、チャンスが来るまで待つことの重要性を説いています。
これは今の時代でも通用するルールです。
チャンスを待たずに、根拠の無いポジションを建ててしまうのが一番危険。
★持論極論!ギャン理論のナンピン禁止はその通り?
ギャンはナンピンを禁止していますが、果たしてすべての場面において禁止した方がよいのでしょうか?
これは私独自の理論なのですが、ナンピンも使う場面によっては有力な手法になりえます。
例えば、長時間足チャートレベルで持合い相場を形成しているような場面では、短時間足でトレンドが出てもその流れは持続しません。
順張りでポジションを建てると、頻繁に含み損になってしまいます。
そのような持合い相場特有の傾向を利用すれば、短期的な下げをナンピンで買い下がる、短期的な上げを売り上がるといったナンピン戦略が、かなり有効な手法として使えるのです。
ナンピンが使えない場面というのは、一定範囲で推移していたレンジをブレイクして、トレンドが発生している時です。
そういう場面でトレンドに逆らってナンピンをすると大けがをしてしまいます。
要するに、選ぶ場面によってはナンピンも使える手法ということ。
かたくなに拒絶するともったいないです。
次回の記事は、引き続き、ギャン理論"28の運用ルールの解説です。
ギャンはピラミッティングについても運用ルールに取り入れていますが、ピラミッティングは結構難しい手法だと思います。
そこで、運用ルールの解説に合わせて、ピラミッティングのコツについても少し紹介してみました。
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