ダウ理論応用分析テクニック
★タイトル:ダウ理論応用分析テクニック
為替相場において、ダウ理論が適用できる場面とはどんな場面なのでしょう?
今回は、応用編として、ダウ理論でどう当てるか?について解説をしました。
まず、ダウ理論の基本的なトレンドの定義についてですが、
・上昇トレンドなら、高値と安値を切り上げていく値動き動き。
・下降トレンドなら、高値と安値を切り下げていく値動き。
規則正しい、階段のようなチャートを描くのが特徴です。
では、規則正しい動きが出る場面というのは、一体どんな場面なのでしょう?
■長期足と短期足チャートを使ったトレンド分析
高値や安値を綺麗に切り上げていく押し目の少ないトレンド。
狙い目としてはそこなのですが、それがどんな場面に出現するのか?というと、長期足を見ればどういう全体像なのかが分かるかと思われます。
↓1分足チャートを1時間足チャートで見ると……。
この日は重要な指標発表待ちだったので大きく動きました。
このように、1分足では押し目が少なく高値と安値が切り上げて上がっているような場面では、長時間足チャートが1本の長い陽線を描いて上昇しています。
これが、ダウ理論が適用できる規則正しいトレンドが発生しやすい場面です。
こういう場面を狙っていけば、トレンドが崩れた時でも、その形状がトレンドの終了を知らせる明確なシグナルになるので、即撤退できリスクを抑えられます。
いわゆる損小利大を狙ってトレードができるわけです。
ただし、どういう環境下でこういう値動きをするのかを把握していないと利益は取れません。
そこで、チャートだけではなく、市場の値動きのバックグラウンドにある"根拠"というものを把握します。
トレーダーは、長期足レベルのチャートで、急騰する場面を見つけ出す必要があります。
例えば、アメリカの雇用統計待ちのような環境下では、市場参加者の目がたくさん集まっていますので、いざ発表が出れば大きく動く可能性が高いです。
そして、あらかじめ長期足の抵抗帯や支持帯(市場オーダーが集まるポイント)を確認しておけば、そこを抜けた時に大きく動くでしょう。
その時に、短期足チャートでの切り上げ・切り下げの動きを狙ってポジションを建てます。
1時間足の大きな陽線は、1分足で見ると……
何かしらの材料があって動くような相場の時は、確信的な勢いがあります。
ですから、図のように高値安値を規則正しく切り上げながら、上がっていきやすいです。
もちろん値動きが予想以上に荒れると、セオリー通りにいかないことはありますが、その時はロスカットをして様子を見ます。
大事なのは、上げる根拠を、材料を見てきちんと把握しているかどうか?です。
根拠が確かなら、リスクをとって積極的に責めるべき場面となります。
■まとめ
ダウ理論は少々難しいロジックなので、今回、詳しく説明するために4ページ分の解説を作りました。
チャールズ・ダウが考えたダウ理論6つの法則は、すべてのテクニカル分析の基本みたいな考え方です。
これから、テクニカル分析を極めようというトレーダーは、まずはこのダウ理論から勉強してみてください。
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