★FXの環境認識その4~トレンドが出にくい相場の見抜き方
★FXの環境認識その4~トレンドが出にくい相場の見抜き方
■為替が動きにくい相場環境とは?
為替には動きやすい周期と動きにくい周期があります。
これは目には見えないものです。
相場が動きにくい場面で、つい順張りでポジションを建ててしまうと、天井や底を掴まされる危険性があります。
できれば避けたい場面ですが、"動きにくい相場環境"であることを、どうやって見抜けばいいのでしょうか?解説を参考にしていただけると幸いです。
■動きにくい相場の見抜き方
相場が動きにくいということがあらかじめ分かれば、無駄な取引を避けられます。
では、どうすればいいのか?いくつか方法を解説していきます。
【日足を見る】
デイトレーダーやスキャルピングのような短期売買を得意とするトレーダーも、長時間足のチェックを忘れてはいけません。
なぜなら長時間足は、短時間足の値動きを支配する傾向があるからです。
特に日足で当面の高値と安値をつけているような状況では、一方的なトレンドは出にくい。
仮に動いても、その動きが継続しないことが多いです。
大きな流れを見るという目的で、日足のチェックは怠らないようにしましょう。
【将来の重要なイベントや情報を知っておく】
為替相場に影響がありそうなイベントや情報は、確認しておいた方がいいでしょう。
なぜなら、そういうイベント前は重要な案件であればあるほど、値動きが硬直しやすいからです。
イベントや情報が表に出るまでは、取引を控えた方が無難かもしれません。
また、材料が無ければ無いで、手がかり難になって相場は一方的には動かなくなります。
投機筋の短期的な買い上げなどは起こりえますが、そういう流れを追いかけると大概つかまされてしまいます。
材料をチェックして、市場の雰囲気が穏やかなら、トレンドフォロー系の仕掛けはやめておいた方が安全でしょう。
市場の雰囲気を見るには、日経平均や深夜のニューヨークダウをチェックすればある程度把握できます。
これらの全体指数に動きがなければ、為替も動かないことが多いです。
【動きにくい時期を知る】
為替は、動きにくい時期があります。
例えば、12月の中旬以降は、アメリカではクリスマス休暇前になりますので、非常に流動性が少なくなり、閑散とした値動きに。
レートが予想外の幅飛んでしまうこともしばしばあり、売りたいときに売れない状況になってしまうリスクを、考慮しないといけません。
ですから、この時期はトレードを控えておいた方がいいでしょう。
1月1日をすぎると、再び通常営業が始まり、活発な市場が戻ってきますので、それまで取引はしないように心がけてください。
【相場の流れを読む】
為替相場の動きには、一定の周期性があります。
例えば、直近が大きく変動していた通貨ペアがあったとします。
天井あるいは底値をつけてトレンドが終わると、その次に来る動きというのは、どうなるでしょう?
答えは、方向感の無い、行ったり来たりの値動きです。
この時に、積み増した市場の負けポジションが整理されていきます。
そして、方向感の無い相場から値幅が段々と縮小していき、市場のポジション整理が終わったところで、再び大きな変動が始まります。
つまり、相場の流れは、トレンド→トレンドレス→トレンドの規則的な繰り返しだということです。
この流れのリズムを読めば、動きにくい相場環境がどのタイミングでやってくるのかを当てられるでしょう。
もちろん、例外的な流れになることもありますが、大筋のパターンとして覚えておくと便利です。
次の記事は、環境認識の精度を高めるために必要な相場"カン"についてのお話になります。
相場カンとは、一言で言うと"相場の雰囲気を読む力"のことです。
次の記事では、この相場観を養うために普段の生活でできることを紹介しましたので、ぜひ参考にしてください。
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