フィボナッチ+RSIの複合分析~逆張り向き手法~
その3★タイトル:フィボナッチ+RSIの複合分析~逆張り向き手法~
■フィボナッチを逆張りで使う方法
フィボナッチ・リトレースメントを、オシレーター系のRSIを使って逆張りで活用する手法を紹介したいと思います。
※フィボナッチ・リトレースメントの説明は
FXトレード初心者向け解説~フィボナッチ数列その1をごらんください
フィボナッチ・リトレースメントの説明については、リンク先の記事に解説がありますので、ここでは省かせていただきます。
まず、RSIとはどんなテクニカル指標なのか?について、簡単に説明しました。
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■RSIってどんなテクニカル指標?
RSIというのは、"売られすぎ、買われすぎ"をグラフ化したツールです。
RSIの縦軸をパーセンテージとして、20~30パーセント以下にラインが下抜けたら売られすぎのサイン。
逆に、70~80パーセントをラインが上抜けたら、買われすぎだと判断します。
基本的には逆張り向けであり、値幅が収縮している持合い相場の時に機能するツールだというのが一般的な認識です。
さて、このRSIとフィボナッチ・リトレースメントを組み合わせるとどんな分析方法が生まれるでしょう?
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■フィボナッチ+RSIの応用技
次の画像では、フィボナッチ・リトレースメントにRSIを加えたチャートを描画しました。
チャートの下の段に表示されているグラフが"RSI"です。
持合い相場の環境下では、RSIが機能しやすいですが、だましも多いのでフィボナッチラインと組み合わせて、両方のシグナルが一致するタイミングでポジションを建てます。
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例)RSIが30%を下回る時、もしくは70%を超えている時に、フィボナッチライン付近での逆張り。
このような戦略を建てることができます。
シンプルですが、相場環境がマッチすればなかなか当たる分析方法です。
二つのテクニカル指標を組み合わせることで、ポジションを建てるタイミングを絞れるというのが大きなメリットです。
もちろん、外れる可能性もあるので、その時は自分の売買ルールに沿ってロスカットをしてください。
■逆張り手法の注意点
逆張り手法を用いて相場にアプローチをする時には、"逆張り向けの相場環境"でないと、手法が機能しません。
トレンドがどんどん進行しているような場面で、シグナルを信じて逆張りをしても、恐らくは勝てないでしょう。
適用できるのは、レートが行ったり来たりしやすい相場です。
市場を観察していれば、持合い相場なのか?トレンド相場なのか?の雰囲気はなんとなく掴めるようになるので、日々の観察をしっかりやっていくと相場観が養えるでしょう。
次の記事では、順張り向けのテクニカル指標とフィボナッチ・リトレースメントを組み合わせた手法を紹介したいと思います。
フィボナッチ+移動平均線の複合分析~順張り向き手法~へ続く