★ギャン理論"28の運用ルール"~ピラミッティングのコツ~
★ギャン理論"28の運用ルール"~ピラミッティングのコツ~
■ギャン理論"28の運用ルール解説第3回目
ギャン理論"28の運用ルール"15~21の解説です。
買い増し売り増しの手法であるピラミッティングを、ギャンは推奨しています。
15【利小損大の禁止】
いわゆる「コツコツドカン」タイプの売買にならないよう、気をつけようという意味です。
小さく数多く勝っても、大きな負けでこれまでの利益を飛ばしてしまうトレード。
トレードを始めたばかりの人が大抵ぶつかる壁です。
じゃあ、どう気をつけるのか?というと、逆の「損小利大」になるようロスカット幅と利食い幅を調整すればいいと思います。
ただ、そうなると、最初の内は勝率が振るわなくなるため、そこもまた悩みどころ。
16【ストップ注文を途中でいじらない】
途中で、ストップ注文を広げることを禁止しています。
ストップに掛かるポジションは、そもそも方向の読みが間違っていることが多く、ストップをずらして凌いだところで損失が拡大するだけのこと。
だから、最初に設定したストップ注文は、決してずらしてはいけないというルールです。
17【過剰な頻繁売買の禁止】
取引を無駄打ちしないよう心掛けよ、という意味でしょう。
確かに、根拠の無いトレードを頻繁にやっているうちは、損益がプラスにはなりません。
ランダムな売買は、勝率が5割、損益はトントン、スプレッドコストだけが負担となってのしかかってくるので、結局トータルでは負けてしまうという理由です。
18【ショートも取引する】
場面によっては、ショートポジションも取るべきだという考えです。
ロングだけで取引するというのは、ボクシングの試合を片手だけで戦うのと一緒。
ロングとショート両方を駆使して、立ち向かうべきだという意味でしょう。
19【値ごろ感で売買をしない】
値ごろ感とは「そろそろ売り(買い)」のことです。
ギャンは、安いから買う、高いから売るという逆張りの考え方を否定しています。
一度発生したトレンドは止まらないという、トレンドフォロー特有のロジックです。
20【ピラミッティングのタイミング】
ピラミッティングポジションを、建てるタイミングについて言及しています。
買い増す時はレジスタンスを突破した時に乗せるという、タイミングについての教えです。
21【ピラミッティングの場面を選ぶ】
トレンドの強弱でピラミッティングの成功率が変わる。
ギャンは、トレンドの傾向が明らかに強い時に、ポジションを積み増していくことを推奨しています。
★ピラミッティング戦略のコツ
ピラミッティングとは、相場のトレンドに合わせて、タイミングずらしながらポジションを建てていく方法のことです。
ギャンは、このピラミッティングを推奨しており、売買ルールの中でピラミッティングの重要性を説いています。
ピラミッティングには、2種類の方法があり、一つは順ピラミッド型の積み増し方法で、もう一つは逆ピラミッド型の積み増し方法。
順ピラミッド型は、例えば、下げ相場の中で買いポジションを少しずつ増やしていく方法。
逆ピラミッド型は、例えば、上げ相場の中で買いポジションを増やしていく方法。
この中でギャンが推奨しているのは、逆ピラミッド型です。
高値になるにつれてポジションを増していくのはリスクが高いのでは?と普通なら感じます。
ですが、ギャンが狙う相場というのはトレンド傾向が強い相場なので、トレンドが継続することを前提としてポジションを増していきます。
この逆ピラミッド型の買い増し(売り増し)は、トレンドの初動であるレンジブレイクを狙うのに最適な手法です。
レンジブレイクはだましが多く、全力でポジションを建ててしまうと、なかなかトータルでプラスにはなりません。
ですから、初動は少ない金額で取引をして、トレンドが確定しそうになったらポジションを積み上げていくのがこのやり方。
これは、現代でも通用するやり方だと思います。
次の記事は、ギャン理論28の運用ルール解説の最後の回です。
ギャンは両建てについて否定的な考えを持っています。
特に現代でも、同一通貨ペアの両建ては、意味の無い行為だと言われていますが、本当にそうでしょうか?
ギャンの運用ルール解説に合わせて、両建てについて考察してみました。
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