FXトレード初心者向け解説その1~グランビルの法則買いパターン
★タイトル:FXトレード初心者向け解説その1~グランビルの法則買いパターン~
■グランビルの法則とは?
グランビルの法則は、移動平均線とローソク足の乖離率と方向性から、8つの売買の法則をパターン化した分析法です。
"買いの法則4つ"と"売りの法則4つ"のパターンが明確化されていて、押し目買い・戻し売りや、逆張りのタイミングとして利用できます。
アメリカのジョゼフ・E・グランビルという人が50年以上も前に考えた分析法ですが、今でもそのロジックが通用する場面は多いのではないでしょうか。
では、まずは買いの法則4パターンの解説からしていきます。
買いの法則は、上昇トレンドに沿う形のタイミングが3つ、移動平均線とローソク足が乖離する場面を狙った逆張り的パターンが1つです。
↓
【買いの法則その1】
下落傾向の移動平均線を、ローソク足が下からブレイクするパターンです。
初動であり、勢いよく上がることが多いけれど、ある程度上がると一旦押し目をつけやすいポイントでもあります。
【買いの法則その2】
初動の上げが止まり、一旦押し目をつけて上がるパターンです。
ここから上がって、さらに直近の高値を抜けると下落→上昇への本格的なトレンド転換の可能性が考えられます。
この段階での押し目は、売り勢も居るため、予想以上に深く押すことがあるので注意が必要です。
【買いの法則その3】
本格的な上昇トレンドの最中、押し目をつけてからの再上昇です。
この段階では、そろそろ天井感も出ていますので、売り勢も参入してきます。
指標発表等で一旦下に差し込んでから、大きく巻き上げるような動きを見せる場面でもあり、少し入るのは難しいタイミングだといえるでしょう。
【買いの法則その4】
これは、下落相場時に下げが加速してローソク足が移動平均線を乖離していき、下げ止まり反発したタイミングを指します。
上の3つが順張りならば、これは唯一の逆張りです。
安値を買うので心理的には買いやすいですが、意外に当てるのが難しい場面でもあります。
■セオリー通りにはいかないが、手法構築の参考になる
実際の為替相場では、グランビルの法則通りにはいかないことも多いですが、大筋の流れとして知っておくと、自分の手法を作る時の参考になるかと思われます。
トレードは、将棋に少し似ている気がします。
基本的な戦略を踏まえつつ、独自に試行錯誤しアレンジして戦う。
これが将来的に勝てるかどうかの分かれ道になってくるのではないでしょうか?
さて、別記事では、グランビラルの法則の売りパターンについても紹介していますので、よろしければぜひ参考にしてみてください。