FXトレード初心者向け解説その2~グランビルの法則売りパターン
★タイトル:~FXトレード初心者向け解説その2~グランビルの法則売りパターン
前回は、グランビルの法則買いパターン4種について解説しました。
今回はその逆の方向、売りパターンについての説明をしたいと思います。
売りに関しても方向が違うというだけで、基本的な捉え方は買いパターンと同じです。
ただし、売りの場合はボラティリティー(価格変動幅)が買いに比べて大きくなる傾向があるため、その点は注意が必要かと思われます。
さて、グランビルの法則の売りパターンについてですが、これも買いと同じく4種あるので、以下の解説をご覧ください。
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【売りの法則その1】
上昇トレンドの終わりを告げる動きです。
右肩上がりの移動平均線をローソク足が下抜いていく、初動の動きのタイミングを狙います。
下落の勢いが強いので、上手くいけばあっという間に売りポジに大きな利が乗るでしょう。
ただ、買いパターンの初動と同じく、大きな戻しがくる可能性があるので、注意が必要です。
【売りの法則その2】
初動からの戻しが終わり、移動平均線で跳ね返り再び下がり始めるパターンです。
このパターンの波にうまく乗れると、大きな利食いが期待できるでしょう。
タイミングとしては、一番理想的なポイントだと思います。
【売りの法則その3】
売り→戻し→売り→戻しの第2派の流れです。
この段階になると、結構な価格帯まで下げているケースが多く、エントリーするには勇気がいるポイントだと思われます。
対局で売られているような相場では、ここからでも十分に売りで利益を狙えますが、反発にも気をつけなければならないでしょう。
【売りの法則その4】
上昇中の移動平均線から乖離して、勢いよくローソク足が上昇しているタイミングです。
ここだけ逆張りの目線になります。
外れた場合、ロスカットしないとただのしこり玉になってしまうので、ロスカット幅をあらかじめ決めておく必要があるでしょう。
■上昇相場と下落相場の違い
グランビルの法則的には、買いパターンも売りパターンも方向性を逆にしただけなのですが、実戦では違います。
何が違うのかと言うと、それはボラティリティー(値幅)の大きさです。
例えば、ドル円などの通貨ペアの場合、円高トレンドの時の方が円安トレンドの時よりも短時間での値幅が大きいです。
買いポジションの方が多いゆえに、売られ出したら大勢が手仕舞いしだすからだと思います。
ボラティリティーが大きいと、ある程度ロスカット幅に余裕を取る必要があるでしょう。
ロスカット設定が狭いと無駄にその注文にヒットしてしまい、相場の読みは合っているのに、損切りされてしまうことになりかねません。
特に値幅の影響を受けやすいデイトレーダーは、方向性だけではなくボラティリティーについても、注意深く相場を監視しましょう。