FXトレード初心者向け解説”ダウ理論の6法則 その2”
★タイトル:FXトレード初級者向け解説~ダウ理論の6法則その2~
■ダウ理論の6法則解説の続編
【トレンドには3つの段階がある】
企業の成長に段階があるように、為替トレンドにも成長の段階というものがあります。
それは、初動期、成長期、成熟期の3段階。この3段階のプロセスを経て形成されるものだというのがこの法則の趣旨です。
それぞれの段階を説明すると、
【初動期】
トレンドが生まれる第一段階です。
上昇トレンドが始まる前の初動で、徐々に下値が切り上がっていきます。
ただ、この段階はだましも多いため、気づいてエントリーするのは難しいタイミングです。
【成長期】
トレンドが発生しているが、まだ少し"疑い"の残る期間。
しかし、実は最適な売買タイミングでもあります。
投資の格言に「"頭と尻尾"はくれてやれ」という言葉がありますが、まさにその真ん中に当たる場面です。
【成熟期】
トレンドの最終段階。
明らかな勢いがあり、過熱傾向があります。
そろそろ天井や底を意識しないと危険な状態であることが多いです。
気づくのが遅いトレーダーは、ここではしごを外されてしまいます。
トレンドは、大筋でこのような3つの段階を経て、育っていき消えていきます。
栄枯盛衰という言葉がありますが、まさにそれです。
その中で、トレーダーは、一番いいタイミングを狙ってポジションを建てなければなりません。
理想的な売買のタイミングは、トレンドの真ん中の成長期でポジションをとって、成熟期の初段階で決済することです。
【平均は相互に確認されなければならない】
これは分かりやすく言うと、為替市場の強弱を分析するには、単一の通貨ペアだけを見るのでは足りないということ。
例えば、日経平均やNYダウがバンバン動いているような時期は、世の中には何かしらの出来事が起こっている。
そういう地合いでは、為替レートも大きく変動する可能性があるのではないか?
こういう風に、複数の指標を確認することで、為替レートのトレンドに"確信"を持つことができるわけです。
これはテクニカル指標ツールに関してもいえることでしょう。
一つのテクニカル指標を使うのではなく、複数組み合わせることで、フィルターが掛かり、テクニカル分析の"だまし"を排除するのです。
次の記事に、ダウ理論の6法則の残りを解説しました。
【内容】
・トレンドは出来高でも確認されなければならない
・トレンドは明確な終わりの合図が出るまで継続する
ぜひ、ご覧ください→FXトレード初心者向け解説~ダウ理論の6法則その3~
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