★FXに経済指標の分析は必要か?
★FXに経済指標の分析は必要か?
■経済指標の発表が市場心理に与える影響
今回は「経済指標」に注目してみたいと思います。
経済指標とは、世界各国の景気の流れや金利の動向などを示したデータです。
出典:YJFX!(ヤフーファイナンス)
こうした指標データの発表前後は、相場が大きく変動する場合があります。
なぜ大きく動くのかというと、指標発表を見た市場参加者の心理が揺さぶられて、そこに変化が生じるからです。
■アメリカの指標発表は特に大事
アメリカのドルは世界の主軸通貨なので、他の通貨ペアを取引しているとしても、アメリカの指標発表は注視しておくべきです。
特に重要な指標は「雇用統計」。
雇用統計とは、その国の雇用情勢を調査したもので、10以上の項目の指標が毎月発表されます。
その中でも特に注視したいのが次の指標です。
・非農業者部門雇用者数変化【前月比】→自営業者や農業従事者を含まない事業所の雇用者数の変化をあらわしています。
・失業率→国内の失業率をあらわしています。
・ADP雇用統計【前月比】→アメリカのADP社が調査した雇用情勢です。
雇用統計以外にも景気の動向をあらわす指標も注視しないといけません。
新規失業保険申請件数や住宅消費の動向をあらわす"新築住宅販売件数"や"中古住宅販売件数"などにも注意が必要。
他にも色々な重要指標があります。
ヤフーファイナンスで調べれば、重要な指標発表項目に★が3個つけられているので、その発表がある日は気をつけてトレードするといいでしょう。
【政策金利の動向にも注意が必要!】
FOMC(FRB政策金利)の発表は、アメリカの金利にかかわる発表なので、金利変動がありそうな時期には特に注意した方がいいです。
FX業者の指標発表スケジュールには、発表前の予想がアップされています。
政策金利は、変更がなく動かずに終わることが多いですが、予想外の変更があった時には、市場心理が一変して相場が動く場合があります。
■指標発表前後の市場心理の変化
経済指標の発表で、イレギュラー(予想外)な結果が出た時には、相場が急騰(急落)しやすくなります。
「経済指標の結果は恐らく良いだろう。だから相場は上がる」と予想していた人がいたとして、結果が予想に反して悪かった時には、相場は不安感に支配されます。
不安感に支配されると、利食いをしてポジションを整理しようとする人も現れるでしょう。
そうなると、今度は、高値掴みをした人もポジションを解消し始めます。
そういう売りの流れから、サポート付近にレートが接近すると、その辺りでポジションを建てていた人達が「これは危ない」と感じて手仕舞いを始める。
指標発表でイレギュラーな結果が生じると、このような売りの連鎖が生まれるのです。
こういう場面は、大きく動くことが多いので、トレンドフォロー系の手法を得意としている人にとっては狙い目だと思います。
■テクニカル分析トレーダーも指標は監視すべき?
結論からいうと監視するべきだと思います。
最低限、大事な指標発表がある日と時間帯を把握しておかないと、急な値動きに巻き込まれてしまうことになるでしょう。
特にアメリカドルとユーロ、そして取引している国の通貨の指標は、普段からまめに確認しておくことが大事です。
次の記事では、指標発表の読み解き方についてお話しています。
統計データの変化だけを見ていて取引しても出遅れてしまうことがほとんどです。
数値だけ見るのではなく、指標発表によって生じる市場心理が値動きにどのような影響を与えるのか?を解説したいと思います。
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