その4★エリオット波動論とフィボナッチの組み合わせ分析
その4★エリオット波動論とフィボナッチの組み合わせ分析
■エリオット波動+フィボナッチツールでエントリーを見極める
今回は、エリオット波動論をベースに相場を分析し、相性の良いフィボナッチを当てはめてみます。
エントリータイミングの参考にしてください。
ちなみに、フィボナッチは、一番ポピュラーなフィボナッチリトレースメントを使用します。
フィボナッチリトレースメントについての解説はこちらを参考にしてください。
リンク→FXトレード初心者向け解説~フィボナッチ数列その1~
■長時間足チャートのエリオット波動を見る
ここで説明する分析方法では、長時間足チャートにエリオット波動を当てはめていきます。
現在の相場が、エリオット波動のどの波に当てはまるのかを分析し、短時間チャートにフィボナッチリトレースメントを描画し、抵抗帯・支持帯を見極めるという方法です。
例えば、上昇5波のうちの第3波は、長時間足チャートで見ると一本調子の上昇でしかありませんが、短時間足チャートで見ると、より細かな値動きを捉えることができます。
長時間足は1時間足だけではなく、日足でもいいと思います。
その場合は、短時間足を5分足~10分足などにすれば、値幅も大きく狙えるでしょう。
■チャートの基本原則~長期足は短期足を支配する
チャートの時間枠について。
1分足~月足まで切り替えることができるチャート機能には、ある基本原則があります。
それは、長時間足が短時間足の値動きを支配するという傾向です。
例えば、1時間足が下降トレンドを形成している時、1分足で反発の値動きが現れても上値は限定的になる傾向があります。
この原則をエリオット波動論に当てはめて考えてみると、長期足における第1波、第3波、第5波の推進波の間は、短期足の押し目を狙えば、勝ちやすいということがいえます。
その押し目買いのタイミングを掴むのに、フィボナッチを使用するということです。
■長期足でエリオット波動の下落転換ポイントを狙う
エリオット波動の上昇波から下落波へと転換するポイントは、一番利益がとりやすいです。
値段が切り下がったところが一番の売買ポイントで、当面の高値をロスカット目安にして、ショートポジションを建てます。
短期足チャートにフィボナッチを描画して、上値の抵抗帯に指値をしてコツコツ利食いをしてもいいですし、そのままポジションを持って、大きな下げを待つのもありでしょう。
このように、エリオット波動論をベースに、フィボナッチのようなテクニカル指標を使うと当たりやすいです。
ちなみに、使うテクニカル指標は、フィボナッチ以外でも、相場環境によっては当たります。
テクニカル指標がなかなか当たらないという人は、エリオット波動論を長期足のベースにおいて分析してみましょう。
さて、次の記事では、エリオット波動論と市場参加者の心理について解説したいと思います。
エリオット波動論と市場心理へ続く