FX 9つの戦略

コツコツ投資家 fxトレーダー 相場の波形を観察している9つの戦略の作者です。趣味で相場分析をしています。主にfx 株式 積み立て好き

FXのロウソク足「ブレイクアウト」を見つける

★FXのロウソク足「ブレイクアウト」を見つける

 

 

■FXロウソク足の"ブレイクアウト手法"とは?

 

ブレイクアウトとは、市場の新規注文やロスカットオーダーを巻き込んで、ロウソク足が一方的な値動きをする場面のこと。

初動は大きく動き、その影響の余波でそのままトレンドになり相場に変化をもたらすという、重要な局面を表しています。

 

どのような環境下で、ブレイクアウトは発生するのでしょうか?

今回は、ブレイクアウトを狙う場面やタイミング、勝率について解説していきます。

 

 

■FXロウソク足のブレイクアウトが生じる場面

 

ロウソク足はある程度の期間歩み値を刻むことで、市場参加者にとっての心理的な"抵抗帯"が生まれてきます。

抵抗帯は為替レートが跳ね返りやすい場所であり、時間が長くなるにつれて「みんな」はここを突破しないと考え始める。

 

ところが、何かの拍子で抵抗帯が突破されてしまうと、今度はロスカットオーダーが大量に発注されることになります。

 

例えば、レンジ相場の高値を抜いていくと、売りでポジションを建てていたトレーダーが一斉に「決済買い」という反対売買をやることになるので、価格は急騰していきます。

 

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そのブレイクアウトに"機"が乗っかれば、一旦押し目をつけた後に再び再上昇をして、大きなトレンドになるわけです。

 

狙い目としてはロウソク足チャートに方向感が無く、目立つ上値(レジスタンス)と下値(サポート)が出来上がっているような場面です。

これは、いわゆるレンジ相場というもので、トレンドの前触れであることが多い場面。

 

ブレイクアウトは、基本この場面を狙っていきます。

 

ロスカットは、反対側の抵抗帯を目安に設定するといいでしょう。

レンジ相場の値幅は狭いので、ロスカットを極力小さくできるのがこの手法の強みです。

ブレイクアウトが成功すると一定期間トレンドが生じますので、ロスカット額に対して大きな利益を狙えます。

 

 

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■ブレイクアウトの勝率は?

 

ブレイクアウトの理想的な勝率は、5割以上だと思います。

これ以下だと、利食いの時にかなりの値幅を取らなくてはならなくなるので、その分勝率が下がるという負のスパイラルに陥る恐れがあるでしょう。

 

“ブレイクアウトは、勝率5割を確保するのが理想”

 

しかし、実際にブレイクアウトを狙うと、5割の勝率を確保するのが難しいという現実が待ち構えています。

勝率が2割3割を切ってしまう人もいて、その分損失が利益を圧迫して、全然トータルで勝てなかったりするわけです。

 

なぜそのようなことになるのか?

 

それは、ロウソク足がブレイクするタイミングを、選べていないからだと私は考えます。

 

ブレイクするタイミング?

そんなことが果たして事前に判るのでしょうか?

 

 

■為替レートがブレイクアウトするタイミングはいつ?

 

ブレイクアウトの勝率を上げるには、まず場面を限定してみるのがセオリーです。

 

「場面」というのは、FXを取引する時間帯であったり、材料であったり。

 

時間帯というのは、ブレイクアウトを狙う上で重要な要素です

為替市場は、アジア、欧州、ニューヨークの3市場が流動性を提供しており、これら市場の取引自国が重なる時間帯に値動きが活発になります。

 

例えば、取引量の多い、欧州とニューヨークの市場が重なる22~深夜2時辺りまで時間帯は、より活発な動きになるためレンジを突破しやすくなることが多いです。

逆に、日本時間の早朝などは、ビッグ市場が閉じているため、ブレイクしにくくなります。

 

狙うなら相場が動き始める時間帯に待ち構えましょう。

 

 

一方、材料というのは、指標発表や要人発言などの、為替に影響を与える"情報"のことです。

何か重要な情報が公開されると、レンジが突破され、トレンドが発生しやすくなります。

 

"材料待ち"という言葉がありますが、アメリカの雇用統計のような重要指標が控えていると、前日まではレンジで、発表前後にブレイクして動き出すケースが目立ちます。

 

このように、時間帯と材料を絞るのがブレイクアウトの勝率を上げるコツです。

 

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ロウソク足で為替の未来の値動きを予測する方法

★ロウソク足で為替の未来の値動きを予測する方法

 

 

■ロウソク足の使い方

 

ロウソク足は、江戸時代の米相場で考えられたものだと言われていて、昔は手書きでチャートを記述していたのだということには驚きます。

今では、パソコンやスマホがあれば、チャートの値動きをリアルタイムで見られますので、とても便利になりました。

 

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しかも、過去の値動きを数年前まで遡って、呼び出すことができます。

実は、過去の値動きを呼び出して検証することは結構大事なことで、ロウソク足チャートの正しい使い方の一つでもあります。

 

果たして過去の値動きを検証することで、何が分かるのでしょうか?

 

 

■過去の値動きを見れば分かる"将来"

 

過去のロウソク足と"事件"を見れば、将来どう動くのかが見えてきます。

 

例えば、過去のドル円相場。

この時期は、リーマンショックによる影響で、世界経済が低迷している時期でした。

そんな中、信用度の高い日本円が買われていきます。

 

ドル円は、一時期80円を割り込むような超円高になり、当時は「これ本当に大丈夫なのか?」と心配になったものです。

 

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"サブプライムローン問題"

"リーマンブラザーズの破たん"

 

この時代の事件と為替の値動きを両方見ていくと、将来同じような事件が起きた時、為替にも同じような影響があるということが予測できます。

 

「拾うな!追いかけろ!」

経済が冷え込む時期に"逆張り"はできない、ということが過去のリーマンショックから読み取れるというわけです。

 

 

■過去の指標発表前後の値動きのパターンを調べる

 

例えば、アメリカの雇用統計が発表された時は、ロウソク足がどのような値動きをしていたのか?

また、指標発表の結果が予想と乖離していた時は、どのような値動きになることが多かったのか?

 

過去の指標発表前後の値動きを振り返って、今後、同じような場面が来た時の値動きを読み取るのも一つの方法です。

 

 

指標発表だけではなく、要人発言後の値動きや地政学的リスクにも目を向けるといいでしょう。

 

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■ロウソク足は長時間足が重要!

 

「木を見て森を見ず」ということわざがあります。

これは近視眼的になっていると良くないという皮肉です。

 

ロウソク足についても、1分足や5分足のような短時間足チャートのみを監視していると、相場全体の雰囲気を見失ってしまいがちになります。

 

例えば、日足が持合い相場になっていれば、短時間足でも大きなトレンドが出にくくなり、日足でトレンドが出ていると、短時間足でも大きな値動きが生じます。

トレード戦略にも影響を与えることなので、例え短期のトレーダーでも、日足、時間足は監視をした方がいいでしょう。

 

 

次の記事では、ロウソク足を使ったブレイクアウト手法について、詳しく解説しています。

ブレイクアウトを狙ったトレードは、損小利大になりやすいため、初心者でも利益を残しやすい手法です。

ぜひ参考にしてみてください。

 

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FXチャート分析~ロウソク足本体"と"ひげ"のしくみ~

★FXチャート分析~ロウソク足本体"と"ひげ"のしくみ~

 

■ロウソク足の基本

 

今回は、ロウソク足チャートの使い方についての解説です。

全3回の記事の中で、基礎知識~具体的な応用分析テクニックまで紹介したいと思います。

 

ロウソク足は、時間設定の違うチャートを複数表示して同時に監視することで、為替相場の微妙な変化をシビアに捉えることができるという優れた機能です。

1本のロウソク足が1分間の1分足、1本が1時間の1時間足、1本が1日の日足といったように、時間設定を切り替えて描画することができます。

 

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時間設定を切り替えることでチャートの形状も全く変わってきます。

 

ロウソク足は、始値終値、高値、安値を"ロウソク"と"ひげ"で表し、本体のロウソクは、始値から終値が上昇方向に変動したものを陽線といい、下落方向に変動したものを陰線と呼びます。

 

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■ロウソク足の"長いひげ"が示すものとは?

 

ロウソク足チャート上、稀に現れる"長いひげ"。

この長ひげは、市場参加者の「そろそろ買いたい(売りたい)」という気持ちの現れです。

 

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ひげが長いほど、反転の勢いが強いことを示しています。

 

■長ひげはどこで出現しやすい?=長ひげが出るとどうなる?

 

高値圏、安値圏に現れる長ひげは、トレンド転換もしくはトレンドが止まる合図を示していることが多いです。

 

相場は、高くなるほど、もしくは安くなるほどに、トレンドが反転する動きに対して敏感に反応します。

ポジションを持った人が、はしごを外されるのを恐れているからです。

 

例えば、高値を突破している最中に、急に売り込まれて上ひげが発生すると、売り勢力がそろそろオーダーを出し始めている証拠。

 

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こういう動きが連発し出すと、高値で取り残されるのを恐れた買いポジ勢が売り手仕舞いを始めて、値崩れが起きるわけです。

 

■大陽線と大陰線が示すものとは?

 

相場の流れの中で、稀に長い陽線や陰線が現れることがあります。

この長いロウソク足が現れたら、相場の節目になることがあるので要注意です。

 

例えば、これまでの調整を、一気に巻き返すような勢いで急騰していく"押し目買い"のような場面。

このような場面では、最高値を超えて、さらなる高値を目指して変動するパターンを多く見かけてきました。

 

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押し目買いの局面では、売りのポジションを建てたトレーダーの買戻しと、勢いに乗ろうとして参入してくる新規買い勢の両方が、一気に「買い」となるので、長い陽線が出現することになります。

戻し売りの場合も、しくみは同じです。

 

こういう大きなロウソク足が現れた時は、これまでの動きから変化していくタイミングだと認識してみるといいでしょう。

 

 

次の記事では、ロウソク足チャートを使った過去の値動きから将来の値動きを読む方法を紹介しています。

よろしければ、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

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FX 9つの戦略をパワーアップする記事一覧 まとめ

こちらFX教材 9つの戦略 より 初心者のためになる記事一覧まとめになります

 

記事一覧 まとめ

 

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 経済指標について 

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★ギャン理論"28の運用ルール"~為替ヘッジのやり方~

★ギャン理論"28の運用ルール"~為替ヘッジのやり方~

 

■ギャン理論"28の運用ルール解説第4回目

 

ギャン理論の解説は、今回でとりあえず最後となります。

この記事では、28の運用ルールの続きと、当時のギャンが否定していた両建て(ヘッジ)のやり方について、少し触れてみました。

 

 

22【ヘッジはやらない(両建て)】

 

ギャンは両建て取引を禁止にしていました。

両建てをするぐらいなら損失を確定して、ポジションをスクエアにして様子を見なさいという教えです。

 

果たして両建ては、本当に使えない手法なのでしょうか?後半に解説があります。

 

 

23【根拠と売買ルールに従う】

 

根拠というのはシナリオの事。

ギャンは相場のシナリオと売買ルールに従って取引をしろと教えています。

根拠の無い売買は、過剰取引につながるので危険です。

 

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24【利食い後の売買は控える】

 

利食い後、すぐに取引をするのを禁止しています。

特に利食い後のドテンは、損失になることが多いので注意が必要です。

 

 

25【天底を予想しない】

 

天底を予想しても当たらない。

これは現代の相場でも言えることですが、天底は神のみぞ知ると考えて予想をしないことです。

予想をして取引をすると単純にトレンドに対しての逆張りになってしまいます。

 

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26【他人の不確かな助言に乗っからない】

 

トレードにおいて、他人のアドバイスほどあてにならないものはありません。

自分が考えたシナリオと、売買ルールのみに従えという教えです。

その方が外しても恨みが残りません。

 

 

27【損切後の取引量は減らす】

 

損切りになるということは、読みが外れているということ。

取引ロット数を減らして、慎重に売買をしなさいという教えです。

 

 

28【取引ルールを厳守する】

 

大事なことだと分っていても意外に出来ないことですね。

ギャンは、自分が決めた取引ルールを守る重要性を説いています。

 

 

★FXにおける両建て取引のやり方

 

ギャンは、投資における両建て(ヘッジ)を禁止しています。

両建てをするのであれば、ポジションを一旦決済して、様子を見るべきだという考えなのでしょう。

本来ヘッジの役割というのは、企業が為替リスクを考慮して建てるものです。

 

では、FXの両建てはどうなのでしょうか?

 

FXの場合は、企業の為替取引とは全然違った意味があります。

単純に使い方といえば、利益が乗ったポジションを同一銘柄の両建てで挟み、決済を翌年以降に持ち越すようなやり方。

決済が翌年になるとその分の所得税を来年に持ち越すことができますので、大きな金額で取引をしている人の中には、そのように両建てを使っているケースもあるようです。

 

もう一つは、トレンドフォローにおける両建て。

 

例えば、上昇トレンドでの取引。

勢いの強い上昇だとしても、押し目をつけながら上がっていくものです。

ある程度のポイントで両建てして利益を挟み、利益が乗った買いポジションを置いたまま、売りポジションを決済。再び上がると再度売りポジションを建てて下がると決済。

これを繰り返すやり方。

 

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一番まずいのは、損切り代わりの両建てでしょうか。

損失を確定したくないから両建てでしのぐやり方。

これはあまりお勧めできません。不利なポジションを残したままになるので。

 

これは憶測ですが、ギャンは恐らく、このタイプの両建てを否定しているのだと思います。

 

 

両建ては利益が乗った状態でやれば、色々な戦略が考えられそうです。

まずはデモトレードで検証してみるのも、いいかもしれません。

 

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★ギャン理論"28の運用ルール"~ピラミッティングのコツ~

★ギャン理論"28の運用ルール"~ピラミッティングのコツ~

 

 

■ギャン理論"28の運用ルール解説第3回目

 

ギャン理論"28の運用ルール"1521の解説です。

買い増し売り増しの手法であるピラミッティングを、ギャンは推奨しています。

 

 

15【利小損大の禁止】

 

いわゆる「コツコツドカン」タイプの売買にならないよう、気をつけようという意味です。

小さく数多く勝っても、大きな負けでこれまでの利益を飛ばしてしまうトレード。

トレードを始めたばかりの人が大抵ぶつかる壁です。

 

じゃあ、どう気をつけるのか?というと、逆の「損小利大」になるようロスカット幅と利食い幅を調整すればいいと思います。

ただ、そうなると、最初の内は勝率が振るわなくなるため、そこもまた悩みどころ。

 

 

16【ストップ注文を途中でいじらない】

 

途中で、ストップ注文を広げることを禁止しています。

ストップに掛かるポジションは、そもそも方向の読みが間違っていることが多く、ストップをずらして凌いだところで損失が拡大するだけのこと。

だから、最初に設定したストップ注文は、決してずらしてはいけないというルールです。

 

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17【過剰な頻繁売買の禁止】

 

取引を無駄打ちしないよう心掛けよ、という意味でしょう。

確かに、根拠の無いトレードを頻繁にやっているうちは、損益がプラスにはなりません。

ランダムな売買は、勝率が5割、損益はトントン、スプレッドコストだけが負担となってのしかかってくるので、結局トータルでは負けてしまうという理由です。

 

18【ショートも取引する】

 

場面によっては、ショートポジションも取るべきだという考えです。

 

ロングだけで取引するというのは、ボクシングの試合を片手だけで戦うのと一緒。

ロングとショート両方を駆使して、立ち向かうべきだという意味でしょう。

 

 

19【値ごろ感で売買をしない】

 

値ごろ感とは「そろそろ売り(買い)」のことです。

ギャンは、安いから買う、高いから売るという逆張りの考え方を否定しています。

一度発生したトレンドは止まらないという、トレンドフォロー特有のロジックです。

 

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20【ピラミッティングのタイミング】

 

ピラミッティングポジションを、建てるタイミングについて言及しています。

買い増す時はレジスタンスを突破した時に乗せるという、タイミングについての教えです。

 

 

21【ピラミッティングの場面を選ぶ】

トレンドの強弱でピラミッティングの成功率が変わる。

ギャンは、トレンドの傾向が明らかに強い時に、ポジションを積み増していくことを推奨しています。

 

 

★ピラミッティング戦略のコツ

 

ピラミッティングとは、相場のトレンドに合わせて、タイミングずらしながらポジションを建てていく方法のことです。

ギャンは、このピラミッティングを推奨しており、売買ルールの中でピラミッティングの重要性を説いています。

 

ピラミッティングには、2種類の方法があり、一つは順ピラミッド型の積み増し方法で、もう一つは逆ピラミッド型の積み増し方法。

順ピラミッド型は、例えば、下げ相場の中で買いポジションを少しずつ増やしていく方法。

逆ピラミッド型は、例えば、上げ相場の中で買いポジションを増やしていく方法。

 

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この中でギャンが推奨しているのは、逆ピラミッド型です。

 

高値になるにつれてポジションを増していくのはリスクが高いのでは?と普通なら感じます。

ですが、ギャンが狙う相場というのはトレンド傾向が強い相場なので、トレンドが継続することを前提としてポジションを増していきます。

 

 

この逆ピラミッド型の買い増し(売り増し)は、トレンドの初動であるレンジブレイクを狙うのに最適な手法です。

レンジブレイクはだましが多く、全力でポジションを建ててしまうと、なかなかトータルでプラスにはなりません。

ですから、初動は少ない金額で取引をして、トレンドが確定しそうになったらポジションを積み上げていくのがこのやり方。

 

これは、現代でも通用するやり方だと思います。

 

 

 

次の記事は、ギャン理論28の運用ルール解説の最後の回です。

ギャンは両建てについて否定的な考えを持っています。

 

特に現代でも、同一通貨ペアの両建ては、意味の無い行為だと言われていますが、本当にそうでしょうか?

ギャンの運用ルール解説に合わせて、両建てについて考察してみました。

 

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★ギャン理論"28の運用ルール"~ナンピンはなぜ禁止?~

★ギャン理論"28の運用ルール"ナンピンはなぜ禁止?~

 

■ギャン理論28の運用ルール解説第2回目

 

ギャン理論"28の運用ルール814の解説です。

ギャンは指値を禁止していますが、それはどういう理由からでしょう。

 

 

8【リスクを分散する】

 

リスクを集中させない、分散させるという教えです。

これには、建て玉を分散するという意味と、"時間"を分散するという意味があるのではないかと思われます。

 

 

9指値注文はしない】

 

ギャンは、指値注文を禁止しています。

これは、恐らく、新規建てではなく、利食い損切りに関しての事を言っているのかもしれません。

 

指値で逃げようとすると売り逃してしまうこともあるので、決済は成行で脱兎のごとく……を意味しているのでしょう。

 

 

10【理由なしに手仕舞いをしない】

 

無計画に手仕舞いをしてはいけない。

エントリーと同じく、手仕舞いも根拠が必要だという考えです。

トレンドフォローの手仕舞いのタイミングは、トレンドが継続しなくなった時。

そのシグナルが現れない限り、手仕舞いしてはいけないという考え方。

 

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11【実現益は投資口座から逃がす】

 

資本金と獲得利益は、各々分けて保管するべきだという考えです。

ギャンは、利益も投資に回して、複利で儲けるという考え方はしなかったようです。

 

 

12スキャルピング売買の禁止】

 

ギャン理論では、薄利多売の取引を禁止しています。

当時は、今のように手数料が安くなかったという理由もあるので、これは現代では当てはまらないルールかもしれません。

 

ただ、スキャルピングは、スプレッドコストが馬鹿にならないということを念頭に置いて、取引する必要があります。

 

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13ナンピンの禁止】

 

ナンピンはやってはいけないという教えです。

トレンドフォローを信条としているギャンにとって、相場に逆行してポジションを建てるナンピンはありえない手法なのでしょう。

 

 

14【待つことの重要性】

 

ギャンは、チャンスが来るまで待つことの重要性を説いています。

これは今の時代でも通用するルールです。

チャンスを待たずに、根拠の無いポジションを建ててしまうのが一番危険。

 

 

★持論極論!ギャン理論のナンピン禁止はその通り?

 

ギャンはナンピンを禁止していますが、果たしてすべての場面において禁止した方がよいのでしょうか?

これは私独自の理論なのですが、ナンピンも使う場面によっては有力な手法になりえます。

 

例えば、長時間足チャートレベルで持合い相場を形成しているような場面では、短時間足でトレンドが出てもその流れは持続しません。

順張りでポジションを建てると、頻繁に含み損になってしまいます。

 

そのような持合い相場特有の傾向を利用すれば、短期的な下げをナンピンで買い下がる、短期的な上げを売り上がるといったナンピン戦略が、かなり有効な手法として使えるのです。

 

ナンピンが使えない場面というのは、一定範囲で推移していたレンジをブレイクして、トレンドが発生している時です。

そういう場面でトレンドに逆らってナンピンをすると大けがをしてしまいます。

 

要するに、選ぶ場面によってはナンピンも使える手法ということ。

かたくなに拒絶するともったいないです。

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次回の記事は、引き続き、ギャン理論"28の運用ルールの解説です。

ギャンはピラミッティングについても運用ルールに取り入れていますが、ピラミッティングは結構難しい手法だと思います。

そこで、運用ルールの解説に合わせて、ピラミッティングのコツについても少し紹介してみました。

 

 

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